そろそろ育児に役立つ本に方向転換です。
折をみて読み返したい本だなと思いました。
著者の橋本先生は関西の名門 灘校の国語教師として50年間勤めた方のこと。
「銀の匙」を中学3年間かけて、時には体験学習を織り交ぜながらじっくり読み込むという授業を行い、スローリーディングとして数年前から取り上げられているようです。
国語力と、深く考える力、その2つを養うのがスローリーディングということだと思います。
もともとは、子供の教育の参考にと手に取った本ですが、自分の国語力について考えさせられました。
私は英語同様、国語もものすごく苦手で、、、小学校から大学を卒業するまで、ほとんど本を読んだ記憶がありませんでした。読書感想文も大の苦手で、読まずにところどころ転記するという、今から考えるとなんとも稚拙な技で乗り切っていました。。当然、大学受験時の国語の成績も散々。塾の先生に「・・・。国立志望だよ・・・ね・・・?」と唖然とされたほど。
社会人になり、ビジネス書などを読むようになり、読書って楽しい!ということにやっと気づきましたが、やはり蓄積されたものがないからか、文章を書くのがとても苦手です。語彙力も、表現力も乏しいなと感じます。
国語力を養うためには、読書はもちろんのこと、文章を書くことも大事と説いています。
本当は手書きの方がよいようですが、このブログも書く練習になっているかな?
本当に、今更ですが、ブログを継続的に書くこと、そして、この読書月刊(課題図書はあと3冊)の次は、名作と呼ばれるような本をじっくり読んでみようかな。
子供の教育に関しては、やはり体験を通じての学びが大切だなと。スローリーディングも、本をじっくり読みこみ、一つ一つを自ら考え、体験することで自分の糧となるのだと思います。長男はまだ5歳ですが、どんなことでも疑問をもつ年頃なので、その疑問の芽を摘んでしまわないよう、興味を持ったことは、ただネットで調べて教えるにとどまらず、工夫をして体験として吸収させてあげたいなと改めて感じました。
以下、印象に残ったこと、私が解釈したことを箇条書きで。
・横道にそれることの大切さ
・何でも疑問を持って、深く考える。たとえ答えがわからないような問題でも。
・趣味を沢山もつことで引き出しを増やす
・勉強・試験は結果ではなく、考えたこと自体を褒める。自由に考えられる環境を作る。
・国語力はすべての基礎になる。
・本をたくさん読む。
・読むと同時に、書くことも大切。
・時には、詰め込み教育も必要(中学、高校時代)。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!