横浜市長 林文子さんの著書、『しなやかな仕事術』。
女性には女性ならではの仕事の仕方があるという内容。
とても共感できる内容でした。
著者は男性と同等に仕事がしたいとホンダの営業になり、女性初と言われる様々な業績や地位を築いていきます。
当時の車業界では考えられない、女性セールス。そしてその中でトップセールスになり、支店長になり、ついにはCEOに。
彼女は男性と同じように仕事をするのではなく、女性ならではの、お客様の立場で考え、お客様のことを最大限思いやり、お客様との信頼関係を築くということを大切にしてきたということです。
当たり前のようで難しいことですよね。
もちろんそれだけではないと思いますが、男性優位の仕事社会で女性が活躍する秘訣は、実は”女性らしさ”なのかもしれないなと再認識させられた一冊でした。
男性並みにバリバリ働けば良いと思っていた20代。
そしたら、○○さんって怖い…なんて言われる始末。
今読んでいる途中のFacebookのシェリルサンドバークさんのTEDでも同じようなトピックがありましたが、女性が男性バリに仕事をすると、印象悪いみたいです。。。
それに気付いてしまった(いや、元々気付いていたけれど)私、20代後半では、ひたすらチームメンバを褒め、笑顔につとめ、でも、時にはきちんと主張する。そんなことを心がけていました。この頃は忙しかったけれど、本当にうまく回っていた実感があります。
女性らしさを意識していた、というよりは、チームメンバに怖がられず(笑)円滑にすすめるためには・・・と考え、女性に褒められて嫌な気持ちになる男性はいないハズ!という思いこみから始めたことでした。
そして30代。出産後に復帰。
ママとして、どんなスタンスがいいんだろう。
あまり強すぎると怖がられる。でも、主張しすぎないと、ただのママさん。バランスに悩む今日この頃。。
そんな中出会った一冊。
女性らしさを強みに、しなやかに。
色々な取引先との関係の中で、相手と話がかみ合っていないのに、なんとなーく、ふわふわ進んでしまう商談。
男性って相手が何を考えているかってあまり考えない(だからこその意識ズレ)んだなぁと感じていた矢先だったので、女性ならではの視点を強みとして頑張って行こうと思えました。
それから、もうひとつ。
前例がなくても、できると信じて突き進む。
彼女の成し遂げたことは、本当に前例のないことづくめ。
女性が活躍する社会はまだまだこれから。そう考えれば前例なんて気にしてちゃいけない。自分で切り開かなければ!!